2017年08月08日

新作への悩み




 新作に取り掛かる前、私は毎度の事頭を抱えることになります。
それも前回出した作品の反響が大きければ大きいほど、私の背中にのしかかる重圧も強くなるのです。新作には、前回の作品よりも大きなインパクトを与えることが必要となります。
そしてただインパクトを与えるだけでも駄目なのです。
その時代の読者が好むインパクトを作品に乗せなければなりません。
恋愛小説が多く売れている中で、宇宙で戦いを繰り広げるような作品を書いても、本当に素晴らしい作品でもない限りヒットとはいかないでしょう。無論その逆もしかり。
それに出版社によって作品の好みも大きく違いますし、現在の市場で売れ行きのいい話を書くことも求められてきます。

 ですから小説家とはビジネスマンでもなければならないわけです。
悲しい話ですが、ペンを持つ前に世の動きを見ることのできる目を養うことが大切なのです。一流の小説家は一流のビジネスマンでもあると私は考えております。一部の天才小説家と世の流れに乗れない小説家を除いては、大抵この考えを持っているでしょう。
 で私は、書きたい物を書く世の流れから外れた小説家でして、多少はどんな本が売れているのか気にはしますけど、やはり自分が書きたいもので勝負していこうと腹はくくっています。
書きたいもの書いて何が悪いんだと、子供のような駄々をこねながらも、我が道を切り開き歩いています。

 こういうことをしているのにもハッキリとした理由がありまして、それは自分の主にあるもの、自分の根幹にあるものを題材にして書いてこそ素晴らしい作品は生まれるのです。

小説を長い時間書き続けて来て得た理屈ですが、これは正しいものだと私は信じています。

 それで私が時たまブログに上げている読み物も、けっこう自分の好きなように書いてるわけですが、昨夜UPした『夜のカフェテラス』が思わぬ反響で、身に染みるありがたいコメントやメッセージをたくさんいただきまして、次にブログにUPする読み物をどのような構成にするかなど悩んでるところであります。ゴッホ作の『タンギー爺さん』あたりを出してみたいですけど、なかなか難しそうですし。
 また美術品や芸術品を元に構成を考えるか、実在の人物を使わせてもらうか、登場人物も全て私のオリジナルで書くか、どのような話にするか等々悩みは多いです。せっかくブログに上げるのなら、読んでいただいた方に満足していただけるものを書きたいですし。
やはり物語を創造するという作業は神経を使いますね。
しかしこれで生きていくと決めた以上、頑張らなくては。


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posted by シバモト at 20:11| Comment(2) | 小説に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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