2017年09月27日

登場人物の肉付け



 小説を書くなら登場人物の情報をどれだけ設定しているかが大事な要素の一つだと思います。肉付けをしっかりすることが大事なのです。

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登場人物のことをほとんど考えずに書き始め、「要所要所で必要な部分だけ設定を考えて書いていけばいいや」という人が意外と多いことも驚きです。

特に主要人物に関しては、どのように生きて来たかなど詳細に考えておかなければ執筆中に不安になってきますし、どうしてもキャラが立たない。作品には出さない部分でも詳細な設定が必要となって来るのです。私の場合ですけどね。

何だか薄っぺらでヒョロヒョロな棒人形のように人間味が出ないのです。
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前回「作品の脳内スクリーン化」でちらっと触れた没作品の登場人物「颯太」と「陽子」に関して私がしていた肉付けを少しだけ公開します。




『・浅野颯太  地方国立大学の2年生 身長172㎝ 体重57キロ 細身色白
家族構成 父54歳 母51歳 颯太20歳  声は大きくないが割かしハッキリ喋る
荻窪生まれ荻窪育ちで父親は銀行員、母親は専業主婦で、母親とは多少折り合いがつかないところもある。同じ荻窪に住んでいる祖父のことが大好き。運動神経はいい。
ノルウェーのクッキー的なイメージ☆ ←なぜかここに星マークがついてました

中学校までは成績優秀でスポーツも出来き順風満帆の日々を歩んでいたが、進学校への入学を機に劣等生に落ち、友達付き合いも希薄になる。人の中に居ながらも孤独な高校生活を過ごし、目標としていた大学にも落ち、何とか引っかかった地方の国立大学へ進学。法学部。学部を決めた理由は特になし。何となくまともそうだから? サークル活動は特にせず、勉強にもそれほど熱心ではない。ただ何となく毎日を過ごすだけ
中学まではサッカーに熱を入れていたが高校でも入部したサッカー部は半年で退部。人付き合いが上手くいかないから。
体型顔髪型は妻夫木聡風。繊細で内気。初めての彼女は中学2年の時の同級生。高校入学直前にも付き合ったがどちらも長続きせず、それからはずっと一人。
好きな食べ物はスフの家の近くの弁当屋の天丼弁当。好きな飲み物はコーラ。
好きなタイプの女性は綺麗で元気な感じの人。意外と高望みなところあり。
素の自分を見せたがらない。
最初は陽子に警戒心を持つが、慈善的○○の準備・決行の中で陽子に好意を抱いていく。
尊敬する人 祖父
好きな芸人 スリムクラブ
音楽 GLAY
香水 高校生の時まではSAMURAI 大学からは使用していない
ファッション ZARAかアバハウス的な感じ あくまでも水辺の風の様なイメージを壊さないよう注意 家ではユニクロ的な



・河崎陽子 こちらも色白細身でいきたい 荻窪のそこそこ有名スナック『井戸端』で働き3年   161㎝ 38キロ 痩せすぎ?  自由奔放 性格きつめ だが人を見下すことはない 実は弱さあり 髪を一本にまとめるシーンあり ミディアムより少し長め 黒に近い茶色 
家族構成 父44歳 母43歳 姉24歳 陽子20歳  声は高く大きい、どこか攻撃的  3人との交際歴有り どれも喧嘩別れ
高1でバトミントン都大会ベスト16 強豪校の中では不出来
カワウソの心を持ったヒョウってイメージ 焦げる寸前のキャラメルを薄くのばして固めた感じ
常に同じネックレス、姉のおさがりの4°Cのピンクゴールド ハートモチーフ 陽子が身に着けるものとしては高めだが姉からのおさがりということで

中学までは颯太と同じで高校からは別。その高校は3カ月で退学。バトミントン部に入っていた。明るく友人も多いが、実は人づきあいが苦手な一面もあり? 性格は真逆のはずの二人の意外な共通点。その後は荻窪で一人暮らししていた姉の所にころがりこみ、ずっと一緒に暮らしている。退学後は1年ほど遊びほうけ、姉に怒られマクドナルドでバイトを始めるが、労働内容と給料に差がありすぎると一カ月で辞め、その後荻窪のスナック『井戸端』で年齢を偽り働き始める。(最初はキャバクラに勤めるつもりであったが、年齢を偽ることが出来ず知り合いだった井戸端のママ寛子(啓子か道子でもいい)に頼み込んで働かせてもらうことに)
高校退学をきっかけに両親とは大げんかをしたが、姉とは仲がいい。姉は唯一の理解者。後に颯太も。
尊敬する人 いない あえて言うなら井戸端のママ
好きな芸人 バイきんぐ つるつるの方
音楽  洋楽全般
香水 高校退学し数か月後からCHANEL NO5を使い続けている。ブランド物にはあまり興味はないが香水だけはCHANEL  ちなみに姉はCHANELのチャンスを使用
ファッション 流行には乗るがそれでもシンプルは外せない。イメージ的にはpierrot styledeli 場面によってはVISやcocaもあり 家ではGU的な
はじめて自分で稼いだ金で購入した腕時計は大事にしまっている 1万3800円 淡いピンク 陽子らしい? 


中学卒業以来5年ぶりに合った二人は颯太の祖父の企てた慈善的○○に関するなかで精神的に大きく成長し、それと同時に二人の距離は縮まっていく感じ 

・荻窪駅前 アメ車90年代後半 ×コーラ  颯太・陽子 夜の公園  ここを無理なく入れるため修正必要か   』


どうでしょう? メモ帳からそのまま打ち込んだので読みづらい部分もあったでしょうが、こんな感じでまとめております。

颯太と陽子の関してだけでもこの3倍程度の設定をしておりますから、これはほんの一部です。

とにかく私は不安症なので、全登場人物で設定だけで十数ページになることもザラです。

その程度は詰めてかないと気が済みません。


このくらいの肉付けは最低限必要だという話でした。


なんかこの二人のことを書いていると、作品を書き直すか、この二人でガチガチの恋愛小説でも書いてみたくなってきた。このまま捨てておくにはもったいないかな。


※本日載せた内容は保護された内容ですので無断転載や使用、悪用は行わないで下さい。




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posted by シバモト at 19:36| Comment(0) | 小説に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月26日

小説の脳内スクリーン化



 小説を書くときに私がすることは、書いている話をスクリーンに映すという作業。

実際に映像化され映画化されたシーンを想像するのです。
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書いている内容を脳内のスクリーンにリンクさせ、情景・表情・表現・言葉それらすべてを映像化させる。

できる限り忠実に再現させることが大事で、これが出来るようになると執筆中に自分の作品の穴が見えてくるようになってきます。


例えば前後に情景などを説明する分が一切なかった場合に、『青空の下を颯太と陽子が話をしながら歩いていた。』
こう書いていたとして、これをそのままスクリーンに映すと物凄く陳腐な映像になってしまうのです。この一文の場合情報量が極端に少ないのですね。(颯太と陽子は以前私が執筆して没にした話の中のキャラクターです。ただこの二人はすごくいいキャラだったのでいつか違う話で復活させうと思っています)

それではさっきの情報量の少ない一文を少しだけ書き換えてみると、

『連日続く炎天下の青空の下をいつものオリーブ色の綿パンの颯太と、この夏の流行りだというスウェットに白シャツを合わせた薄いメイクの陽子が、陽に照らされた影を民家の塀の側面に映し、5年前に過ぎ去った中学時代の話をしながら横に並び歩いていた』

今度は情報量が多かったので出来れば2行か3行に分けて書きたかったのですが、駄目な方の例文を一文で書いてしまったので、こちらも無理に一文にしました。

どうですか? これだけ情報があればスクリーンにもだいぶ映しやすくなったと思いませんか。できればさらに街の外観などの情報も入れたかったのですが、さすがに一文に入れるのは不格好すぎるので断念。

ですがこの一文にはかなりの情報が含まれています。簡単に上げていけば

・炎天下の日が連日続くということは季節は夏。
・颯太はあまりファッションに気をつかわない
・陽子は流行を追いつつもシンプルな服が好き
・メイクは薄め
・家の塀があることから恐らくは住宅街のようなところを歩いている
・中学時代が5年前なら二人は20歳そこそこくらい
・炎天下の昼間に私服で、横に並びながら歩くことから少なくとも遠い関係ではない

最初の一文よりは確実に映像化しやすいでしょう。

このように実際に明記していない事でも読者に上手く情報を伝え、完成度を高めているわけですが、最初の一文のミスに気付いていなければ修正も出来ませんよね。


 そこで、書いた文章を逐一脳内で映像化していくのです。そしてできればその映像が映画館かテレビで放映されている所を想像してほしいです。

そうするとより客観的に自分の作品に足りない部分や、逆にいい部分が見えてきたりします。


で、これをやっていくと会話の部分でも、けっこうおかしなところが見つかってきます

この会話良いなぁ~、何て自己満足したままスクリーンで再生すると・・・あっ、これは学芸会の会話だわ、なんて思うこともしばしば。


自分の作品の映像化。これにより多くの発見が出来ますし、何より面白い。

執筆をしている方は是非お試しください。


ちなみに・・・
颯太というキャラは若い頃の妻夫木聡さんを内気に繊細にしたイメージで書いてました。
陽子は自由気ままで強気だが内面に弱さを隠した女性で、イメージした人は・・・内緒です。

恋愛小説ではなかったのですが、この二人の関係の変化は自分で書いていても面白かった。

没にしたのがもったいなかったかな。



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posted by シバモト at 19:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月25日

ひとさじの言葉




小説とは文章の集合体であり、文章を構成するのは文、文を構成するのが言葉です。

ですので小説とは文、文章が無ければ成り立たないものであり、それらすべてを持ちいて読者を魅せるものであります。


どれか一つが欠けてもそれはもう小説ではないのです。


 ですが私はまだまだ未熟な人間ゆえ欲が深く、自分の身の丈に合わないことを望んでしまいます。


それが「ひとさじの言葉で満たす」ということ。
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こんなことを言っていたら笑われるかもしれませんが、それが出来る人間になりたい。


多くを語らなくても、書かなくても、人や読者を満たすことが私の目標です。


長々と小説を書くことが嫌だと言っているわけではありません。

ただそんなことが出来るようになれば、どれだけ素晴らしい作品が書けるだろうと胸を焦がします。


かつて千利休が一輪の花で茶席を満たし客人を魅せたように、私も「人さじの言葉」で読者を満たしたいと考えています。
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二つか三つ。それだけの言葉で人を満たし心を魅せる。


私には雲をつかむような話かもしれませんが、それが叶うことを願い書き続けていくことが大事だと思います。


いつかこの願いが叶う日が来ることをひとさじに乗せ、丸い月に祈ります。
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…なんちゃって




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posted by シバモト at 19:29| Comment(0) | 小説に関して | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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